- 施設ケア方針
私たちは、その人の身体的・精神的・社会的な特徴をしっかりと理解し、一人ひとりにふさわしい、適切なケアとは何かを学び、専門的な知識、技術はもとより、入所者の心に寄り添った高品質なサービスを提供します。 私たちは、その人の人間としての誇りを尊重し、自らが選択し自らが決定する権利を持ち続け、より自立した生活を実現するために、その人主体のケアを実践していきます。その人を中心としたケアを実践していくためには、その人の思いを感じ、その思いについて考え、具体的に行動していく必要があります。思いは「言葉」だけで伝わるものではありません。私たちは、その人に心から向き合って、しっかりと心の目を開いて、心に刻み込めるよう感じる力をつけなければなりません。その上で「その人にとって必要か?」「その人にとって喜びとなるのか?」「私たちの都合となっていないか?」等々さまざまな視点や角度から考える力をつけなければなりません。 次に、「考えた」ことは、施設全体での共通理解の下で具体的な行動にしていかなければ、その人の喜びにつながりません。また、その行動がどうであったかを確実に検証し、再びその人の思いを感じ、考え、動くことを繰り返し実践していくことが必要不可欠です。その結果、その人一人ひとりが「喜びを実感でき、その人らしい生活」を実現できることは、私たちの喜びともなります。人間として生きることの目的はまさに“喜びを実感する”ことそのものではないでしょうか。 「自分がして欲しいと思うケア」を受けることは、喜びと幸せになりますが、逆は、苦痛と怒りになります。「自分が生活したいと思える施設」となるように、私たちは、情熱と誇りを持って「利用者の笑顔と家族の安心」のために取り組んでまいります。